2012年6月28日木曜日

ILCA・オリジナルの企画コンテストの総評的な

昨日、ILCAのオリジナル企画コンテストの選評をしましたので、
その総評的なものを書いてみたいと思います。

思ったのは以下の二つです。

①視聴者になにを楽しんでもらうのか、明確になってない企画が多い。

②「自分の好きなこと、やりたいこと」を、他人に説明して、どういう反応があるのかをみてほしい。


①視聴者になにを楽しんでもらうのか、明確になってない企画が多い。

まずは企画とはなんぞや?というところから考えて欲しいのですが、
企画って、まだ作品ではないですよね?
ただ、
作品ではないのですが、単なる「アイデア」でもないのです。

企画の目的は「他人を巻き込むこと」なのです。
客寄せのチラシみたいなもの

最初は立派な企画書でなくても良いのです。
まずは、仲間を得るための企画書を作りましょう。

そして、その仲間と共に
立派な企画書を作ればいいのです。

そう考えると、
企画にとって、一番大事なことは、物語ではなく

「 受け手 は、この企画のなにを楽しむか」を説明することなのです。
または
「この企画に参加すると、こんな楽しいことがあるよ!」でも良いでしょう。

そこが重要で、
物語の説明なんて、
最初のラフな企画書の時点では必要ないと言っても過言ではありませんw。

「受け手は、この企画のなにを楽しむか」
が明確になっていないまま、物語づくりを キャラクターデザインを行なっても、
それをど~~んなに頑張っても、
他人から「その企画に参加した~~い!」って言われる可能性は低いので、

無駄な作業に終わってしまう可能性が高いです。

まずは
「 受け手は、この企画のなにを楽しむか」を考えましょう!


②「自分の好きなこと、やりたいこと」を、他人に説明して、どういう反応があるのかを見てほしい。


「誰にも話していない、自分の頭だけで完結した企画」
に客観性を求めることは、とても難しいことです。

まずは「自分のやりたいこと」「自分の好きなもの」を
なるべく多くの他人に話してみて、
「自分のやりたいこと」「自分の好きなもの」が

自分の周りの人に対して好感触なのかどうかを知ることが大事です。


さらには
自分の「 受け手は、この企画のなにを楽しむか」
を説明して、どんな反応を得るのかを見てみる。

あまり好感触でなければ、さらにアイデアを考えたり、
他人の意見をもらったりして、
「 受け手 は、この企画のなにを楽しむか」
をより深く考える。

この作業をすることなしに、
他人からおもしろいと思われる
「受け手は、この企画のなにを楽しむか」を作り出すことは
難しいと思います。

自分のやりたいこと、すきなことを話すのは
ちょっと照れますし、恥ずかしいことです。
恥ずかしいことではありますが、
そういう機会をなるべく作って、
少しずつ慣れていけるといいですね。

僕がたまに主催する飲み会には、
そういう意図があるので、ぜひ参加してみてくださいw。

以上です。

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